革には色んな種類がある
革には色んな種類や鞣し、フィニッシュ方法があります。
革の種類だと
・牛革
・水牛(バッファロー)
・馬革(ホースハイド 高級財布に使われるコードバンは馬のお尻)
・豚革(ピッグスキン)
・鹿革(ディアスキン)
・ヤギ革
・羊革
・ダチョウ革(オーストリッチ)
・ヘビ革(パイソン)
・ワニ革(クロコ)
・リザード革
鞣し方も色々
・タンニン鞣し(タイコで回すものとピット層で鞣す最高級の鞣し方法があります、ピット層の鞣しは革にダメージを与えません)
・クロム鞣し(薬品で鞣す方法、早いです)
・コンビネーション鞣し(タンニンとクロムのコラボレーションです)
仕上げも様々
・ヌメ革
・シュリンクレザー
・ガラスレザー
・スエード
・型押し
染色も様々
・芯通し
・超音波染色
・ドブ染め
・顔料染め
フェイクレザーにも種類があります
・合成皮革
・人工皮革
また機会があれば詳しく書きます。
当店がメインで扱うもの
その中でも、当店がメイン扱うものは
牛革(銀付き)スムースレザーです。
世の中に出回っているレザーは床革にPU層を載せた「スプリットレザー」が多いです。
※床革とは、革の2層目の部位。表皮から1~2層目が削られている床面は、繊維が荒く薄いため、耐久性に欠けます。 そこで、ポリウレタンなど樹脂を表面に塗布し、耐久性を高める加工がプラスされる場合が多いです。
(最近は「床革」ときちんと表記するところも増えてきたので、是非品質表示をチェックしてみてください)
スプリットレザー(デルマとも言います)取り都合が非常に良く(革は元々生き物なので、傷などで使えない箇所が沢山あります)コストも安いし綺麗に見えるため一見良く見えるのですが、PU層が表面についているので「経年劣化」します。合成皮革などと同じように2-3年で加水分解してしまいボロボロになってしまうのです。
ちなみに、合成皮革の進化版が「人工皮革」というものがあります。化学の力で本物の革に限りなく寄せているものです。(クラレ社の「クラリーノ」などが有名)これはサッカーボールなどにも使われていて耐久性は抜群ですが、革ではないので経年劣化は避けられません。人工皮革も悪くないのですが…またいずれの機会に書こうと思います。
長い間使えて、オリジナルグッズに適したレザー商品とは?
銀付きのスムースレザー(牛革)✖️型押し or レーザー刻印
です。(今の所の結論)
・スムースレザーは表面がツルッとしていて、型押しやレーザーが乗りやすいメリットがある
・端切れが多く出回っており、安定供給しやすい(端切れ利用によって無駄の無いSDGsを謳える)
・レーザー彫刻であれば小ロットにも対応しやすい
・厚みが欲しい一枚モノのグッズでも対応しやすい(キーホルダーなど)
・レザー商品なので高めの上代設定が可能
表現したい方法にもよりますが
・超小ロットであればレーザー彫刻を想定
・100pcs〜金型代を吸収できる素押し、型押しを検討(同じデザインの型で多品種展開も良いと思います)
という棲み分けが良いのではないでしょうか。
ブレスレットやヘアゴム、IDケースやカードケース「推し活グッズ」など…銀付きのスムースレザー(牛革)で作ってみませんか?
オリジナルグッズ制作をお考えの方、ぜひ下記問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。